4月22日は今年一番小さい満月 2016/4/6

桜と満月。少し時期がずれてしまうが、山間地では4月23日にこんな光景に出会えるかも

ふだん何気なく見上げている月、日によって見かけの大きさが変化していることに気が付く人はほとんどいないだろう。ところが実際は、大きさが結構変化しているのだ。もちろん大きさの違いは、地球と月の距離の違いによるものであることは言うまでもない。

月は、地球と月の重心位置を焦点とする楕円軌道で回っているため、最も近づいたとき(最近)と、最も遠ざかったとき(最遠)とでは、両者の距離はかなり違ってくる。月は、地球に対して29.5日の周期で公転しているため、およそ1ヶ月の間に必ず最近と最遠が訪れる。そのなかでも、その年に最も大きく見える満月と新月をスーパームーンと呼ぶようになってきた。

月は地球の周りを楕円軌道で回っているため、近づいたり遠ざかったりする

今年のスーパームーンは、11月14日に廻ってくるが、今回スーパームーンは68年ぶりのウルトラスーパームーンだそうだ。

ところで、スーパームーンがあるとすれば、その逆の最も小さい満月の時もあるはずだ。言ってみれば逆スーパームーン。実は4月22日の満月が、その逆スーパームーンに当たっている。

これら二つの満月の地心距離を比べてみると、4月22日の満月は406250万km、11月14日の満月は356520万kmで、その差は49730kmもある。この月を地球から眺めた時の大きさ、つまり視直径は、29.1分角と34.1分角でその差は5分角となる。実に12%も大きさが変化していることになるのだ。

満月でも、こんなに見かけの大きさが変化する

ぜひとも、4月22日の逆スーパームーンを観望・撮影して、11月14日の68年ぶりのスーパームーンと比較して大きさの違いを実感してみよう。

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天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

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