古代エチオピア王家の物語1 2014/11/1

秋の星空には、ギリシャ神話「古代エチオピア王家の物語」の星座たちが登場している

多くの星座には、その星座にまつわるギリシャ神話がセットになっているが、秋の主な6つの星座、アンドロメダ座、カシオペヤ座、ケフェウス座、ペルセウス座、ペガスス座、くじら座は、そろって一つの物語に登場する。

それもスペクタクル巨編ともいうべき、「エチオピア王家の物語」だ。それでは、「エチオピア王家の物語」の始まり始まり。

王妃カシオペヤは、一人娘アンドロメダ姫の美貌を、海の妖精より美しいと自慢した

エチオピア国王ケフェウスは、妃のカシオペヤと美しい一人娘アンドロメダとともに、仲良くおだやかに暮らしていた。

ところがある日のこと、カシオペヤはこともあろうに「私の一人娘アンドロメダと比べたら、この世で最も美しい海の精ネレイスたちの美しさもかすんでしまうだろう」と自慢してしまったのだ。なんと言う親馬鹿。

これを聞いたただでさえプライドの高いネレイスたちは、「人間のくせになんて生意気な」とカンカンに怒った。そして、海の神ポセイドンに仕返しをするように頼んだのだった。

そこでポセイドンは、このところ生意気になってきた人間どもを懲らしめるいいチャンスとばかりに、海の怪物お化けくじらにエチオピアの国を襲うように命じた。

それからといもの、エチオピアの海岸には、連日連夜お化けクジラが出没し、漁師達を震え上がらせ、国中は大パニックになってしまった。

勇者ペルセウスは、魔女メドゥサの首を見事切り落とした

そのころ、ペルセウスは、髪の毛の1本1本がヘビでできていて、その顔を見た者は恐ろしさのあまりたちまち石になってしまうという女の怪物メドゥサを退治するため、世界の西の果てに来ていた。

ペルセウスは、鏡のようにピカピカに磨いた盾に映った寝ているメドゥサの姿を見ながらそっと近づいて、すばやくメドゥサの首を切り落とし袋に入れた。

ペルセウスは、天馬ペガススにまたがり、故郷へと飛び立った

そのときほとばしりでた血が、岩の割れ目にしみこむと、そこから真白な1頭の馬が跳び出したからびっくり。その白馬は、背中に翼を持ち、怒ると口から火を吐く天馬ペガスス。ペルセウスは、メドゥサの首を袋に入れるとペガススにまたがり、故郷へと飛び立っていった。

PR情報

記事一覧

4/20〜22に三日月と金星が並ぶチャンスがやってくる!

夕方の西空で金星がまばゆい 下校途中や帰宅途中に西の空を仰ぐと、夕焼けに染まった空にやたら明るく輝くものが見つかる。まだ空は星が見えるほど暮れてないの…

2015/4/9

4月4日 またまた皆既月食 パート2

●地球の影 月食は、地球が太陽に照らされてできる影の中に月が入って欠けてゆく現象だが、そもそも影には、まっ黒な影の本影とその周りを取り巻く薄暗い影の半…

2015/3/20

4月4日 またまた皆既月食 パート1

今年イチオシの天文現象である皆既月食が、4月4日の宵空で起こる。月食といえば半年前の10月8日に起こったばかりだが、見た人も見られなかった人も、半年ごとに…

2015/3/13

おおいぬ座とこいぬ座

最も寒さを感じる2月、オリオン座が南の空で誇らしげにその雄姿を飾り、その周りを6つの1等星が取り巻いている。冬の星空は、どの季節のよりも美しい。 オリオ…

2015/2/19

超新星爆発と藤原定家 その2

藤原定家の命により、時の陰陽師、安倍泰俊は、過去における客星出現の事例を洗い出し報告。定家は、それを明月記に記した。そのなかにカニ星雲の元となった超…

2015/1/28

超新星爆発と藤原定家 その1

百人一首を編纂した鎌倉時代の歌人といえば藤原定家。この定家が書き綴った「明月記」には、数多くの天文現象の記録が残されている。 中でもおうし座の右の角…

2015/1/12

星は昴(すばる)

しんしんと冷え込む真冬の夜、寒さも第一級だが星空も最高。思い切り首を曲げて天頂付近を見上げると、明るいく光輝く木星とともにおうし座が迎えてくれる。 …

2014/12/27

「ふたご座流星群」の次は「こぐま座流星群」を見よう!

三大流星群の一つに数えられる、ふたご座流星群が5日から18日にかけて活動している。 しし座流星群や8月のペルセウス座流星群のようなハデさはないが、出現数…

2014/12/18

冬の星空を流れる流星群1

今年も冬の流星群のシーズンがやってきた。8月に「流星を見るなら流星群をねらえ」ということで、ペルセウス座流星群を紹介したが、ペルセウス座流星群とともに…

2014/12/4

「ブルームーン」ってなに?

今回は読者の「疾風」さんからのご質問にお答えします。 −−−−− 月に関する浅田さんの記事をよく拝読しています。このごろ、空気が澄んで月がきれいに見…

2014/11/28

プロフィール

19

達人に質問をする

天文研究家

1953年三重県四日市市に生まれる。学生時代は名古屋市科学館山田卓先生の下で天文普及活動に参加。天体望遠鏡メーカーに勤務の後、1992年にフリーとなり星を見上げる楽しさを広めるべく、あさだ考房を設立。

天文・科学雑誌に記事を連載、単行本・プラネタリウム番組シナリオ執筆のかたわら、天文宇宙関連の講演・講座、プラネタリウム解説を行っている。

最近は、生涯教育を意識した、プラネタリウム運営支援、プラネタリウム解説指導にもかかわっている。日本天文学会会員、NPO法人アイ・プラネッツ理事長。

関連リンク

ピックアップ

  • サンタ休んでマス
  • 会員登録
  • ログイン
明日の天気(17:00発表)
名古屋
晴れ時々曇り
13 ℃/6 ℃
東京
晴れ
19 ℃/7 ℃
大阪
曇り時々晴れ
13 ℃/8 ℃
  • 現在、渋滞情報はありません。
  • 登録路線が未設定です。

企画特集(PR)

  • 公式 Twitter はこちら
  • 公式 Facebook はこちら
クラウドファンディング 夢チューブ 中日新聞
東京新聞 電子版
中日新聞の人材研修 ビジネストレーニング「ビズトレ」
中日販売サポート
東海テレビ 庄野アナと 新聞を音読してみよう!
中日防災ナビ
こどもウイークリーのこーなー
過去の企画・特集