喫茶文化美濃〜カップ&ソーサの歴史 2018/5/3

いつもありがとうございます。

当店にはコーヒーカップの種類が100種類ほどあります。世界の名窯といわれるカップはほとんど揃えています。それを、ご来店いただくお客の服の色に合わせたり、雰囲気に合わせたり、ご注文の珈琲に合わせたりして、独断と偏見でお出ししています。4人ご一緒にご来店いただくと、4人が4人バラバラのカップで提供します。

なんといっても世界でも陶器の生産地としては大きな美濃焼という産地ですので、陶器関係のお仕事をしてみえる方が圧倒的に多く、様々なご意見を頂戴いたします。

「サンプル品を一つづつもらってきて出しているのか?」
「同じカップが買えなかったのか?」
「残り物を集めたのか?」

などと言われました(笑)。

美濃焼はどちらかというと質より量の陶器でしたので、昔は超高級品はほとんどありませんでした。ですから、この地域の方々は名窯といわれるカップも美濃焼と同じ扱いをしていました。しかし、今では、

「よくこれだけ集めましたね!」
「どのカップが出てくるか楽しみです!」
「あのカップで飲みたいです!」

などと多くの方に喜んで頂いています。

さて、珈琲には必ずコーヒーカップがつきものですね。コーヒーが主役でカップは脇役というところでしょうか。しかし、主役を生かすのも殺すのも脇役次第ですよね。勿論、主役のコーヒーが良質で新鮮なエキスでなければ、どんな良いコーヒーカップに注いでも良いコーヒーにはなりません。コーヒーがいくら良くても、欠けた湯飲み茶わんで飲んでも美味しくはなりません。

また、その逆であってもおいしく飲むというシュチュエーションにはなりませんよね。
たとえば、缶コーヒーやインスタントコーヒーをマイセンの高級カップに注いで飲んだらいかがですか?バランス的にどうかと思いますよね。要は、珈琲とカップは共にマッチしていなければならないのです。「これしかない!」というものではなく、いろいろなマッチングが存在します。

また、好み(嗜好)がありますので一概には申しあげられませんが、わかりやすく申しますと・・・夫婦の関係とでも申しましょうか!?かえって難しくなるという方もいらっしゃるでしょうね(笑)

2018年4月10日から7月1日まで、多治見市虎渓山のとうしん美濃陶芸美術館にて「喫茶文化美濃〜カップ&ソーサの歴史」というタイトルで、明治・大正時代に美濃で作られ欧米に輸出された腕皿から、昭和の終戦後、高度成長期から現在まで、国内向けとして造られた美濃焼の腕皿を展示し、各時代の市場と共に意匠や製造技術が事変化した過程を楽しんでいただくために展示されています。

同時開催の常設展示としては、「美濃茶碗展」で、人間国宝の荒川豊蔵、鈴木蔵、加藤孝造さんの作品が展示されています。また、会期中の「5月12日(土曜日)・13:00〜15:00まで」第9回陶芸講座「カップ&ソーサの歴史」を行います。

第1部は「コーヒーのお話」と題して、私がカップの中身の珈琲について1時間ほどお話させていただきます。コーヒーもカップにてお飲み頂ける予定ですので、飲みながらリラックスしてお聞きいただきたいです。

第2部は「カップ&ソーサのお話」と題して、近代国際陶器研究会顧問の高木典利先生に美濃のカップのお話をしていただきます。高木先生はとても有名な方で、陶器の事ならほとんど知っています。穏和でやわらかな物言いには人間性が表れていてとても素晴らしい方です。

講習料は「無料」ですので多くの方に聴いていただきたいと思います。但し、席やカップをご用意する関係もありますので、事前に予約だけは頂きます。

予約は、

〒507-0014 
多治見市虎渓山町4-13-1
とうしん学びの丘“エール”内
TEL-0572-22-1155
FAX-0572-22-1197

まで、電話かファックスでお申し込みください。尚、東濃信用金庫各店舗でも受け付けています。

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プロフィール

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日本コーヒー文化学会 理事、日本スペシャルティーコーヒー協会会員(SCAJ)、SCAJ公認 コーヒーマイスター(NO.169)、前・金沢大学講師 (文部科学省公認)

1977年岐阜県瑞浪市に「待夢珈琲店」開店、コーヒーの歴史書や専門書を読みあさり、独学で焙煎を覚え、自家焙煎の珈琲専門店をスタートさせる。

その後、世界のコーヒー産地を自らの足で回り、納得のいく優良な豆を買い付け、良質で新鮮な体に良いコーヒーを提供しています。

また、現在、中日文化センターの珈琲教室をはじめ、基礎クラスから専門クラスまで12講座をこなしています。

産地歴訪はエチオピア3回、イエメン4回、ブラジル、インドネシア、ケニア、タンザニア、ペルーなど。

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