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中部ご当地キャラニュース (303/2784)
2019年4月16日 改元に乗じた詐欺に気を付けて 一宮署など JR駅構内で啓発活動

【愛知】駅の利用者に啓発チラシを手渡す(右から)ミス織物の川井裕妃さん、ミス七夕の山口真季さん=一宮市のJR尾張一宮駅で(2019/4/16 尾張総合版)
改元に乗じたニセ電話詐欺を未然に防ごうと、一宮署と県警は15日、年金支給日に合わせ、一宮市のJR尾張一宮駅構内で注意を呼び掛けた。
県警によると、瑞穂署管内で2月中旬、80代の女性宅に「元号が変わるとキャッシュカードが使えなくなる」との電話があった。女性は自宅を訪れた銀行員を名乗る男にキャッシュカードをだまし取られ、127万円を引き出された。
県内では15日現在、改元に乗じた手口での被害は1件だけ。しかし、区役所職員をかたって「改元すると医療費の還付金手続きができなくなる」と告げるなどのニセ電話が今月2件、確認されている。
署員や昨年の一宮七夕まつりを彩ったミス七夕、ミス織物ら70人が、駅の利用者に啓発チラシを手渡した。県警生活安全部の青山明彦参事官は「今後、こうした手口が増える可能性もある。高齢者が被害に遭うケースが多いので、子や孫に相談し、家族皆で防いでほしい」と話した。(高本容平)