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「暴言市議に損賠請求を」 名古屋市に住民監査請求 

2019/5/16 朝刊

 名古屋市議会の一部議員が視察出張中の酒席で「クズ」などの暴言やセクハラ発言をしたとされる問題で、名古屋市民オンブズマンは十五日、発言者とされる男性議員三人が名古屋市の名誉を毀損(きそん)したとして、議員一人当たり八十八万円の損害賠償を請求するよう市に求める住民監査請求をした。

 監査請求書は、問題が起きた懇親会が「公務そのものではないにせよ密接に関係する行為だった」として、「世間に市議会の自浄能力の喪失や議員倫理の腐敗堕落を印象づけた」と主張。賠償額は視察費に一カ月分の議員報酬を慰謝料として加え算出した。

 会見したオンブズマン代表の新海聡弁護士は、国後島の元島民に問題発言をした丸山穂高衆院議員にも言及し「政治家の緊張感の欠如が酒を通して露呈した。監査請求の中で議員の資質を問いたい」と述べた。

 懇親会は昨年十一月、議会運営委員会の議員十六人が神戸市で視察後、議会事務局職員三人も交え会費制で開催。自民の藤田和秀議員(55)=六期=が「クズ」「ごみ」などの暴言を吐いた上で頭をたたいたとして減税日本の田山宏之議員(60)=三期=から傷害・侮辱容疑で刑事告訴され、損害賠償訴訟も提起された。

 一方、懇親会中に録音されたとされる音源には、別の男性議員二人が女性議員に「チューしよう」などと、セクハラともとられかねない発言が残っている。

 藤田議員はこれまでの会見で「泥酔していたとはいえ、お騒がせしたことは申し訳ない」と陳謝したが、男性議員二人は取材に「記憶がない」などと女性議員への発言を否定している。

 問題発覚後、河村たかし市長は検証委員会を設置する方針を示したが、議会の協力が得られず実現していない。

 熊本市など一部自治体では議会で不祥事が起きた場合に市民に調査請求権を認めた政治倫理条例を定めており、オンブズマンは名古屋市議会に条例制定を求める申し入れ書を提出した。

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