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参院選議席数、四つの焦点 

2019/6/27 朝刊

 二十六日の国会閉幕で事実上の選挙戦が始まった参院選は、定数二四五のうち、百二十四の改選議席を各党で争う。最大の焦点は、改憲勢力が国会での改憲発議に必要な三分の二を維持するかどうかだ。さらに与党の過半数維持など、選挙後の政治は四つの獲得議席数によって左右される。 

 「参院選の最大の争点は政治の安定だ」。安倍晋三首相は二十六日の記者会見でこう語った。

 衆参両院とも与党で過半数を握っていれば、すべての法案を可決、成立させることができる。

 二〇一六年参院選で当選し、非改選となる与党の議席数は七十。与党が非改選を含めた定数の過半数を維持するには今回五十三議席の獲得が必要。与党は前回参院選で七十議席、前々回は七十六議席を獲得しており、五十三議席は高いハードルではない。

 自民党の二階俊博幹事長は本紙の取材に、与党での改選過半数獲得を目標にする考えを示している。それには改選六十三議席の獲得が必要だ。

 自民で単独過半数を維持するには、六十七議席が必要。これは、自民党が民主党(当時)から政権を奪還した翌年の一三年参院選で獲得した六十五議席を上回る。自民党の甘利明選対委員長は「不可能だ」とし、「民主党政権では日本がどうにもならないと、自民党公認というだけで当選した」と指摘する。

 自民、公明、日本維新の会の三党に加え、改憲に前向きな諸派・無所属議員を加えた改憲勢力は現在、衆参両院で改憲発議に必要な三分の二以上の議席を持つ。参院で三分の二を維持するには八十六議席を獲得しなければならない。

 (横山大輔)

 <改憲勢力> 共同通信社や本紙の取材などから、改憲勢力は自民、公明、日本維新の会の3党に加え、改憲に前向きな諸派・無所属議員4人と判断した。諸派・無所属4人のうち、2016年参院選で当選した非改選議員は無所属の藤末健三氏。同じく非改選無所属の渡辺喜美氏は共同通信の取材に対し「憲法改正そのものには賛成だ」と明言したため、新たに改憲勢力に含めることにした。

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