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はやぶさ2再着陸 世界初、小惑星の地下岩石採取か 

2019/7/11 夕刊

JAXAが11日午前6時56分に受信した、はやぶさ2が捉えた小惑星りゅうぐう。上空約1キロから=JAXA提供

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は十一日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」に再着陸したと発表した。岩石を採取するための弾丸が発射されたことも確認。世界で初めて小惑星の地下の岩石の採取に成功したとみられる。地下には有機物や水を含んだ岩石があると期待され、生命の由来を探る手掛かりとなる可能性がある。

 はやぶさ2は、十日に高度二十キロから降下を始めて着地点を目指していた。JAXAによると、十一日午前十時ごろに同三十メートルまで近づくと、あらかじめ着地点近くに落とした目印のボールを発見、午前十時二十一分、はやぶさ2が着陸し降下から上昇に転じたことを示す信号が確認された。

 着陸したのは、四月につくった人工クレーターの中心から約二十メートル離れた半径三・五メートルの範囲。この範囲にはクレーターから飛び散った地下の岩石片が一センチほど積もっていると推定される。

 はやぶさ2は着陸と同時に地表に向けて弾丸を発射し、飛び散った岩石片を採取する。着陸直後、弾丸発射によって機体の温度が上がったのを確認した。JAXAの久保田孝教授は「大成功といってよい」と話した。

 二月に初着陸した時は表面の岩石を採取した。今回は宇宙線などによる影響を受けにくい地下の岩石を狙った。約四十六億年前に太陽系が誕生した頃の姿を残し、有機物などが保存されていることも期待される。また、表面と地下の岩石を比べることで小惑星の歴史が推定できる可能性もあるという。

 はやぶさ2は、十一〜十二月にりゅうぐうを出発し、二〇二〇年末ごろ地球に試料を持ち帰る。

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