関電、八木会長の辞任決定 臨時取締役会、森中副社長も 

2019/10/9 夕刊

 関西電力は九日、臨時取締役会を開き、八木誠会長(69)の辞任を決めた。高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役から、八木氏を含めた役員らが約三億二千万円相当の金品を受け取っていた責任を明確にする。会長職は当面、空席にするとみられる。岩根茂樹社長(66)は年内にもまとまる予定の第三者委員会の調査結果が出た段階で辞任する方向で調整している。電力関係者が明らかにした。八木氏と岩根氏は九日午後、記者会見する。

 八木氏は関西経済連合会の副会長も辞任する方向で、岩根氏も兼務する電気事業連合会の会長職を辞める。関電は臨時取締役会で森中郁雄副社長(62)の辞任も決めた。

 八木、岩根両氏は当初、続投に意欲を示していたが、世論や政府の厳しい声に方針を転換、トップの進退に発展した。経営陣を刷新して信頼回復を目指す。

 関電は第三者委員会の委員長に元検事総長の但木(ただき)敬一氏が就くと発表した。但木氏も九日午後、記者会見する。

 金品を受け取っていたのは原子力部門の幹部らが中心だった。後任の社長は、企画部門が長い森本孝副社長(64)や彌園(みその)豊一副社長(62)らを軸に今後調整するとみられる。

 岩根社長は企画室長などを経て八木氏の後任として二〇一六年に社長に就き、今年六月に電事連会長に就任した。八木氏は八百五十九万円相当、岩根氏は百五十万円相当の金品をそれぞれ受け取っていた。

◆関電幹部の国会招致、自民は拒否

 自民党の森山裕国対委員長は九日、関西電力役員らの金品受領問題を巡り、八木誠会長が辞任の意向を固めたことに関し、同社役員らの国会招致に否定的な考えを示した。自民党はこの後、衆院予算委員会理事懇談会で、八木氏ら幹部七人の参考人招致を拒否する考えを伝えた。一方、野党は「辞めて済むものではない」(立憲民主党の蓮舫参院幹事長)などと一斉に批判した。

 森山氏は東京都内で記者団に「民間企業の不祥事で招致をした前例はない」と述べた。

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