香港警察、800人拘束 理工大に突入、包囲 

2019/11/19 朝刊

18日、香港の香港理工大でデモ参加者を拘束する警察隊=AP

 【香港=中沢穣】抗議活動が続く香港で18日未明、学生らが占拠していた香港理工大学に警官隊が突入した。香港メディアによると、大学のある九竜半島の複数の場所でも衝突があり、この日だけで計約800人が拘束された。大学内にはなお1000人程度の学生がとどまっており、警察側とのにらみ合いが続いている。

 警察は大学内への突入を否定しているが、複数の香港メディアや理工大学生会は、警察が午前5時半ごろに突入したと指摘している。警察は同日午前にいったん後退して大学周辺の広い範囲を包囲した。多数の負傷者が出ているもようだ。

 学生らは18日午前の複数回にわたり、警察の呼びかけに応じて校門を出たが、警察側が催涙弾や放水車を使用したため、大部分の学生が学内に後退を余儀なくされた。今後も衝突や拘束が続く恐れがある。

 警察側は18日午後の記者会見で、学生らに武器の使用停止と投降を呼びかけたが、強行突入する計画はないと明言した。警察は、6月以降の逮捕者が4491人になったとも発表した。

 理工大そばには香港島に向かうトンネルの入り口があり、学生側は交通妨害のためにバリケードを築いていた。

 一方、理工大から出られない学生らを支援するため、18日には九竜半島で多数の抗議活動が行われ、繁華街のあちこちにバリケードを築いた。警察は催涙弾を大量に放つなどして、参加者らを多数拘束した。

◆覆面禁止は「違憲」高裁判断

 【香港=中沢穣】香港の高等法院(高裁)は18日、デモなどの抗議活動の際にマスクなどで顔を覆うことを禁じる「覆面禁止法」が、香港の憲法に当たる香港基本法に「違反している」との判断を示した。香港メディアが伝えた。香港政府とは異なる見解を出したことで、香港の「司法の独立」が示された形だが、中国政府のさらなる介入を招く可能性もある。

 高等法院は、覆面禁止法が「基本的権利を制限する合理的な必要を超えている」と指摘した。高等法院の判断を受けて、香港警察は同法の執行をしばらく停止することを明らかにした。

 裁判は民主派の立法会(議会)議員ら25人が提訴し、議員の一人は「覆面禁止法は香港人の激しい反発を招き、事態を悪化させた」と香港政府を批判した。香港政府は上訴するとみられる。

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