江南の中学生・小沢さん、ドローン自在 米津さんの「馬と鹿」MV撮った 

2019/11/19 夕刊

米津玄師さんのMVを撮影したドローンを手にする小沢諒祐さん=愛知県江南市で(鈴木里奈撮影)

 小型無人機「ドローン」を自由自在に操る「すご腕」の少年がいる。愛知県江南市の中学三年、小沢(こざわ)諒祐さん(15)。プロの操縦士らが参加したコンテストで優勝するほどの実力で、人気歌手、米津玄師(よねづけんし)さんのミュージックビデオ(MV)の撮影も手掛けた。今は受験勉強で忙しいが、「どんな注文にも対応できるドローンパイロットになりたい」と夢を膨らませている。

 小沢さんがドローンに出合ったのは、小学四年のとき。店で売られている機体を見て「おもしろそう」と思い、家族に買ってもらった。最初は河川敷で飛ばして楽しんでいたが、レースに参加するようになってめきめきと腕を上げ、操縦士などの間で全国的に注目される存在になった。

 昨年三月には茨城県河内町で開かれた国内最大級のコンテスト「ドロコン 2018 in KAWACHI」に出場し、空撮関係のプロや農業などにドローンを取り入れている大人を抑えて優勝。操縦の正確さや速さの腕を買われ、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットでの自動車レースやサーフィンの全国大会などの撮影を依頼されている。

 米津玄師さんの撮影で参加したのは、ラグビーを題材にしたテレビドラマ「ノーサイド・ゲーム」の主題歌で、ラグビーワールドカップ(W杯)の会場でも流れた「馬と鹿」のMV。洞窟の中に大勢の人が群がるシーンや、米津さんが池の上に立つ場面などを、カメラを搭載したドローンを飛ばして空中から撮影した。

 人の上に落ちれば事故につながる狭い洞窟での撮影は難しく、衛星利用測位システム(GPS)が受信できず機体が不安定になる悪条件も重なった。ドローン自体が起こす風で機体が揺れて映像がぶれるため、高度な技術も求められた。それでも、微調整を繰り返して納得のいく映像に仕上がったといい、「自分のスキルアップにもなった」と胸を張る。

 高校受験を控えて夜遅くまで塾に通う日々だが、帰宅後は二時間ほど、操縦に使うコントローラーをパソコンにつないだシミュレーターで練習している。ドローンの魅力を「普段見られない場所を写すことができ、視点が広がること」と話す小沢さんは、「オーストラリアのエアーズロックや南米アマゾンの大自然、そして、消えゆく風景も撮影してみたい」と夢を語った。

 (鈴木里奈)

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