日産10〜12月期、11年ぶり赤字 追加リストラ検討 

2020/2/14 朝刊

 日産自動車が十三日発表した二〇一九年十〜十二月期連結決算の純損益は二百六十億円の赤字(前年同期は七百四億円の黒字)だった。同期間としてはリーマン・ショックのあった〇八年十〜十二月期以来、十一年ぶりの赤字。主力の米国や欧州、日本で販売低迷が続いた。通年決算となる二〇年三月期は黒字を見込むが、黒字額は前期比79・6%減の六百五十億円に下方修正した。下方修正は昨年十一月に続き二度目。内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は横浜市で開いた決算会見で追加リストラの検討を表明した。

 拡大路線を主導した前会長カルロス・ゴーン被告の退場後、経営立て直しの難航が鮮明になった。内田氏は「足元の業績悪化は想定を超えている」と指摘した。

 成長を見込んだ中国市場も新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される。下方修正に新型肺炎の影響は織り込んでいない。部品調達が滞り、広州などにある工場の再稼働を十七日以降、襄陽などを二十日以降にそれぞれ再延期する。子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)の工場は二十四日の稼働を止める。

 二〇年三月期の世界販売台数の見通しは五百二十四万台から五百五万台に引き下げた。内田氏は「販売台数がここまで落ちているので、一歩踏み込んだことを実施する必要性が出ている」と構造改革を急ぐ考えを示した。五月の中期経営計画見直しに合わせ合理化策を発表する。

 二〇年三月期の売上高予想は従来の十兆六千億円から十兆二千億円に下方修正した。前期比では11・9%減となる。内田氏は「二一年三月期も多少厳しい状況が続く」とした。一九年四〜十二月期の売上高は前年同期比12・5%減の七兆五千七十二億円、純利益は87・6%減の三百九十二億円だった。

PR情報
  • 会員登録
  • ログイン
今日の天気(11:00発表)
名古屋
曇りのち雨
10 ℃/--
東京
晴れ後曇り
14 ℃/--
大阪
雨時々止む
9 ℃/--
  • 東名で渋滞情報あり。
  • 登録路線が未設定です。

企画特集(PR)

  • 公式 Twitter はこちら
  • 公式 Facebook はこちら
クラウドファンディング 夢チューブ 中日新聞
東京新聞 電子版
中日新聞の人材研修 ビジネストレーニング「ビズトレ」
中日販売サポート
東海テレビ 庄野アナと 新聞を音読してみよう!
中日防災ナビ
こどもウイークリーのこーなー
過去の企画・特集